研削砥石の選定から
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研削研磨のパートナー
東京研磨材商会
Tokyokenmazai
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1-32-6 Minamimagome,Ota-ku,Tokyo143-0025,Japan
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grinding wheel to the consulting of grinding-
研削砥石を正しく使うための重要事項
砥石は基本に沿った使い方をしていただければ安全な工具です。
しかし誤った使い方や不注意な機械の取り扱いをされますと、砥石の破壊に結びつきます。
安全な作業のため“すべきこと”、“してはいけないこと”を必ず守ってください。
以下の基本ルールは、労働安全衛生規則・研削盤等構造規格に基づいています。
すべきこと
1. 砥石の取り扱いは、“ころがすな、落とすな、ぶつけるな”の三原則を守ること。砥石の保管は整理棚などの乾燥した場所で行うこと。
2. 安全使用期限が表示されている砥石は使用期限内に使用すること。
3. 機械へ取り付ける前に、砥石のひび・われ・かけなどの外観検査と打音検査をすること。
4. 砥石に表示されている最高使用周速度・寸法などが機械に適合していることを確認すること。
5. フランジは、外径と接触幅が左右等しく、適正なものを使用すること。
6. 砥石についているラベルを使用すること。ラベルは、フランジ径より大きく、よごれ・やぶれのないものを使用すること。
7. バランスウエイトでバランスをとること。
8. 砥石とワークレストの隙間は3mm以下とし、砥石と調整片のすきまは3 ~ 10mm 以内に調整すること。
9. 機械装着後の砥石軸の長さは、13mm を標準として使用すること。(軸付砥石のみ)
10. 砥石カバーは、常に砥石の1/2 以上をおおう適正なものを使用すること。
11. その日の作業開始前に1分間以上、砥石を取り替えたときは3分間以上の試運転をすること。
携帯用グラインダーについては安全な場所で試運転すること。
12. 作業中は保護メガネ・防じんマスクなどの保護具を着用すること。
13. バランスくずれを避けるため研削液をとめて完全に振りきりしてから、砥石の回転をとめること。
14. 火花の飛散を、しゃへい板などで防止すること。
15. 呼吸器疾患を防止するために、粉じんの発散防止と十分な換気をすること。
してはいけないこと
1. 落としたり、ぶつけた砥石や検査で異常があった砥石は使用しないこと。
2. 砥石の穴径が機械に適合しない場合、無理に押し込んだり、穴径の改修をしないこと。
3. 砥石に表示されている最高使用周速度をこえて使用しないこと。
4. 砥石との接触面に変形・きず・よごれ・さびのあるフランジは使用しないこと。
逃げ部のないフランジは使用しないこと。ナット付砥石の場合は、逃げ部のあるフランジ(台板)は使用しないこと。
5. 砥石をフランジへ取り付ける際は、ナットを締め過ぎないこと。
6. 側面の使用を目的とする砥石以外は、側面を使用しないこと。
7. 砥石カバーを取り付ける前に、砥石を回転させないこと。
8. 加工物を無理に砥石に押しつけないこと。また、砥石を無理に加工物に押しつけないこと。
9. 回転中の砥石には、直接身体を触れないこと。
10. 試運転時には、砥石の回転方向の前には立たないこと。
11. 携帯用グラインダ作業では、砥石の回転が完全に止まらないうちにグラインダを台・床・加工物などの上に置かないこと。
12. 引火・爆発の恐れのある場所では研削作業をしないこと。
13. 火花の飛ぶ範囲内には立ち入らないこと。
14. 安全教育を受けていない方は、砥石の取り替え・試運転をしないこと。
―警告―
●誤った使い方をした場合、砥石が破壊して死亡または重傷をまねく恐れがあります。
労働安全衛生規則、研削盤等構造規格、にしたがって、正しく使用して下さい。
最高使用周速度を超えての使用、といしへの衝撃を避けて下さい。
常に砥石カバーと個人用保護具を使用して下さい
正しいといしの取り付けを行ってください。
点検・整備された機械を正しく使用して下さい。
●研削作業では、粉じんが発生します。過度の粉じんを吸うと、呼吸器疾患になることがあります。
呼吸器疾患を防止するために、粉じんの発散防止と防じんマスクを使用して下さい。
上記には、といしと取り扱う時の基本的なルールのみが書いてあります。詳しくは下記の資料をご参照下さい。
グラインダ安全必携
発行 中央労働災害防止協会 〒108-0014 東京都港区芝5-35-1 TEL03-3452-6841